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カメラインターフェースの規格と団体

産業用カメラのインターフェースは業界標準として規格化されており、各規格に所管団体が ある。どの団体がどれを持っているかを押さえておくと、仕様の一次情報にたどり着ける。

1. 誰がどれを持っているか

団体 所管する規格
A3(Association for Advancing Automation、旧 AIA・米) Camera Link(PoCL / PoCL-Lite を含む)、Camera Link HSGigE VisionUSB3 Vision
JIIA(日本インダストリアルイメージング協会) CoaXPress(2013 年リリース)、IIDC2、SLVS-EC 系
EMVA(European Machine Vision Association) GenICam(GenApi / GenTL / SFNC / PFNC)、EMVA1288(カメラ性能の測定法)、OOCI(Open Optics Camera Interface)
VDMA(独) 規格そのものより、解説・普及・調整の側
CMVU(中) 中国側の窓口
G3 上記を横断する調整体。ハードウェア規格をまたいで共通のソフト層を保つ枠組み

2. 層が 2 つある(ここが要点)

アプリケーション
      │
  GenICam(EMVA)          ← ソフトの層:機能名と設定の共通化
      │  GenApi / SFNC / GenTL / PFNC
      ├── Camera Link / Camera Link HS  (A3)
      ├── GigE Vision                   (A3)
      ├── USB3 Vision                   (A3)
      ├── CoaXPress                     (JIIA)
      └── Open Optics Camera Interface  (EMVA)

GenICam は G3 の全ハードウェア規格が使う共通のソフト層である。だから 「露光時間を変える」「ROI を切る」といった操作は、伝送規格が Camera Link でも CoaXPress でも GigE でも同じ機能名(SFNC = Standard Features Naming Convention)で 書ける。ケーブルと帯域は規格ごとに違うのに、アプリは書き換えなくてよい。

3. EMVA1288(性能の測定法)

同じ EMVA が持つカメラ性能の測定・表記の標準。QE・時間ダークノイズ・飽和容量・ ダイナミックレンジ・最大 SNR・絶対感度しきい値を、同じ手順で測って同じ形で出す

image_sensors.md のセンサ表がメーカーを跨いで横並び比較できるのは、 値が全部 EMVA1288 で測られているからである。逆に、EMVA1288 レポートを出していない カメラの数値は、そのままでは他社と比べられない。

4. 仮想化への含意