fullseye

業界シグナル — 展示会・アワードを op 発想の恒常的な入力にする

初版 2026-09-01。次回更新の目安は §6。

論文コーパス(RAD)とは別の信号として、産業ビジョンの展示会とアワードを定期的に 読み、op 候補に落とす手順書です。単発の調査記録ではなく、次回も同じ手順で回せる ことを目的に書いてあります。

本文書に現れる企業名・製品名について。 これらはすべて 「どの賞が誰に出たか」 という事実の出典表記であり、それ以外の用途はありません。fullseye はこれらの製品の 派生でも、互換品でも、提携先でもありません。実装は公開文献と教科書の第一原理から 独立に起こします。製品名を fullseye 側のモジュール名・op 名・API 名・「この モジュールが存在する理由」として使うことは禁止で、その線引きは docs/PROVENANCE.md の naming rule に定義してあります。出典を消して 「この分野は重要らしい」とだけ書くほうが、検証できないぶん不誠実だと判断しました。


1. なぜやるか — 論文とは別の信号だから

RAD が拾うのは「学術的に新規である」と査読者が判断したものです。展示会のアワードが 拾うのは 「今まさに、産業の審査員が金を払う価値があると判断した」もので、判定軸が 違います。この違いは実際に効きます。

先例として visiondesign.py の線引きがあります。Medabsy(2026 ファイナリスト)は モンテカルロ光輸送で合成学習データを作る製品ですが、fullseye はレンダラを持てません。 そこで「画像」ではなく「限界」(分解能・被写界深度・周辺光量・コントラスト伝達)を 閉形式で返す側に倒しました。この文書が探すのは、常にその閉形式で答えられる切り口です。


2. 調査の手順(繰り返し可能な形)

2.1 どのイベントを、いつ、どこを見るか

イベント 周期 次回 見る場所 出典(取得確認済)
VISION(シュツットガルト) 隔年 2026-10-06〜08 Award History / ファイナリスト記事 messe-stuttgart.de/vision/en/fair/at-a-glance/(「Regular cycle: every two years」)
VISION Award VISION と同時 2026-10-07 授賞 .../programme/vision-award/award-history/ 同上
inspect award(Wiley) 毎年、VISION 会期中に発表 2026 は投票 09-15 締切 wileyindustrynews.com/en/award/inspect-award/
Vision Systems Design Innovators Awards 毎年、Automate 会期中 2026 は 06-22 発表済 各社プレスリリース(後述の注意) vision-systems.com/factory/media-gallery/55389078/...
Edge AI and Vision Product of the Year 毎年 4 月発表、5 月授賞 配信元 PR(後述の注意) natlawreview.com/press-releases/edge-ai-and-vision-alliance-announces-2026-product-award-winners
Control(シュツットガルト、品質保証) 隔年に移行済 2027-05-11〜14(2026 は Expert Days 05-20〜21) Fraunhofer Vision 特別展の出展一覧 vision.fraunhofer.de/.../control-special-show-2025.html
automatica(ミュンヘン) 隔年 2027-06-22〜25 フォーカストピック automatica-munich.com/en/trade-fair/
EMVA / VDMA 通年 標準化ニュース、VISION 紹介ページのトレンド記述 emva.org/standards-technology/genicam/genicam-news/

VISION が隔年である以上、この文書の主更新も隔年になります。空き年は inspect award と VSD が埋めます(どちらも毎年)。

2.2 実務上の落とし穴(実測)

今回の調査で実際にぶつかったもので、次回も同じように詰まるはずのものです。

2.3 fullseye 側の現状をどう測るか(推測で「無い」と書かない)

op の在庫確認は 3 つの表面を全部見ないと間違えます。今回、実際に間違えかけました。

# 表面 1: 型付きカタログ + 進化レジストリ(= 1194 名、実測 2026-09-01)
PYTHONUTF8=1 py -3.11 -c "
import sys; sys.path.insert(0,'tools')
from chain_fuzz import catalog
import ops
names = {n for n,_,_,_,_ in catalog()} | {o.name for o in ops.REGISTRY}
print(len(names))
"

# 表面 2: api.py の公開名(= 463 名、実測)
PYTHONUTF8=1 py -3.11 -c "import api; print(len([x for x in dir(api) if not x.startswith('_')]))"

# 表面 3: ソース全体の def 静的走査(= 7137 名。実装済みだが未登録のものを拾う)
grep -rhoE "^def [a-zA-Z_][a-zA-Z0-9_]*" --include="*.py" . | sed 's/^def //' | sort -u

全モジュールを importlib で総当たりするのは失敗します(実測: 5 分でタイムアウト。 MuJoCo デモを持つモジュールが import 時に重い処理を走らせるため)。静的な def 走査を 使うこと。

そして キーワードは接頭辞で当てる。今回 hyperspectspectral で引いて 「ハイパースペクトルは 0 件」と結論しかけましたが、実体は spec_ 接頭辞の 14 op (specops.py)でした。同じ罠が lf_(ライトフィールド 17 関数)、tac_(触覚 5)、 ev_(例示グループ)、dtof_/tcspc_/spad_ にもあります。1 つの語で 0 件だった ら、必ず別の綴りと接頭辞で 2 回目を引くこと。

さらに、名前があっても中身が方針に合っているとは限りませんcfa_to_rgb は 実在する Bayer デモザイク op ですが、実装は cv2.cvtColor の uint8 経路 (backends_color.py:72)で、numpy ネイティブでも float でもありません。 「有る/無い」の 2 値でなく「有るが規約外」を第 3 の状態として記録すること。


3. ギャップ表(2026-09-01 実測)

fullseye 側の欄はすべて上記 3 表面の実測です。登録状態を 3 段で区別します: IN-CATALOG(型付きカタログ or 進化レジストリに登録済)/ api-only(api.py にはあるが カタログ未登録)/ module-only(実装はあるがどちらにも未登録)。

# 技術(出典イベント) fullseye の現状(実測) ギャップ 実装可能性(numpy+scipy で閉形式検証できるか) 優先度
1 光沢面・鏡面の欠陥検出 / BRDF
Toshiba Teli OneShotBRDF(VISION Award 2024 受賞)/ AIT PHOTODEX(2026 ファイナリスト)/ Opto solino(Control 2025)/ photonicSENS apiCAM(2026、鏡面・透明面)
photometric_stereo(IN-CATALOG)、uncalibrated_photometric_stereo(module-only)。ただし photometric.py の docstring が自ら「スペキュラは線形性を破る」と明記brdf/albedo/specular/deflect3 表面すべてで 0 件 鏡面反射の分離と、鏡面下での形状復元が丸ごと無い。Lambertian 前提の外に出る手段がない できる。(a) 二色性反射モデルによる拡散/鏡面分離は色空間の閉形式射影で、合成画像(既知アルベド + 既知ハイライト)から厳密に戻せる。(b) 頑健フォトメトリックステレオ(光源ごとの median / RANSAC)は既存 photometric_stereo の最小二乗を差し替えるだけで、影を人工的に入れた合成データで「素の版が壊れ、頑健版が耐える」ことを数値で示せる。(c) 偏光による分離は stokes_analyze が既にある 最高。5 年分のイベントで最も反復して現れた主題で、しかも fullseye がすでに 8 割の部品を持っている(photometric + optics + jones/stokes)
2 モーション増幅
RDI Iris MX(VSD 2025 Silver)+ FASTEC HSi(同年 Bronze)— 同一アルゴリズム族で同年 2 件
magnif/eulerian/riesz0 件tf_steerable_filteroptical_flow_* は有るが増幅ではない 微小変位を可視化・定量化する経路が無い できる。 位相ベース増幅は「複素ステアラブル分解 → 時間帯域通過 → 位相を α 倍 → 再合成」で、依存は FFT のみ。閉形式の真値がある: 既知振幅 d の正弦的サブピクセル変位を合成し、増幅後の変位が α·d になることを直接測れる 。同年に 2 社が受賞 = 産業需要が確定。かつ検証が厳密
3 コヒーレント測距 / レンジ-ドップラー
Lidwave Odem(2026 ファイナリスト、画素ごとの速度)/ Ambarella 4D radar(Edge AI 2024)/ Balluff Radarimager(inspect 2024)/ TI AWRL6844(2026)
lidar_scan/pseudo_lidar は有る(MuJoCo レイキャストの幾何)。doppler/radar/beamform/delay_and_sum0 件 距離しか出せない。速度が同時に取れない。FMCW の信号処理層が無い できる。 FMCW のビート信号 → 2D FFT(高速時間軸=距離、低速時間軸=速度)は教科書的な閉形式。既知の距離 R と速度 v からビート信号を合成し、2D FFT がそのビンを返すことを厳密に検証できる。遅延和ビームフォーミングも同様(既知到来角 → ピーク角) 。fullseye の Physical AI ミッションに直結し、既存 lidar_*上の層として素直に載る
4 白色光干渉 / クロマティック共焦点
Mitutoyo WLI(inspect 2025)/ Micro-Epsilon confocalDT IFD2415(inspect 2023、25kHz・8nm)/ twip CONSIGNO(Control 2025)/ Evident Lext OLS5500(2026 ノミネート)
fringe(decode_fringe/synthesize_fringes)= 位相シフト干渉法interferomet/wli/chromatic_conf/コヒーレンス包絡線検出は 0 件xsp_hilbert_env は 1D 信号の包絡線で、走査軸には掛かっていない 位相ではなくコヒーレンス包絡線のピークで高さを出す経路が無い。これは粗面・段差で位相法が 2π 不定性に負ける場面の正攻法 できる。 z 走査信号は「ガウス包絡線 × 搬送波余弦」で、Hilbert 変換の包絡線ピークが表面位置。既知 z₀ で合成した干渉信号からピークが z₀ を返すことが閉形式の真値。重心法・多項式当てはめの差も同じ土俵で測れる 中〜高。既存 fringe / phase_unwrap と型で繋がり、xsp_hilbert_env の資産が使える
5 ハイパースペクトル
EMVA と VDMA が揃って VISION 2026 のトレンド 3 本柱に明記(「embedded vision, hyperspectral imaging and deep learning」)/ EVK Alpha G100(inspect 2023)/ DIVE VEpioneer(Control 2025)/ HAIP Blackindustry SWIR
spec_ 接頭辞で 14 op 実在(specops.py): spec_unmix / spec_endmembers_ppi / spec_angle_mapper / spec_mnf / spec_pca / spec_continuum_removal / spec_band_ratio / spec_index / spec_pansharpen / spec_fuse ほか。ただし全て api-only(型付きカタログ未登録) 能力ギャップではなく配線ギャップ。連鎖ファザーからも進化探索からも Studio のブラウザからも見えない 実装は既にある。要るのはカタログ登録(+ example + per-op docs + Studio help の 4 点セット) 。協会が名指しする最大トレンドなのに探索から不可視、という状態は歪。ただし新規性は無く配線作業なので、1〜4 の後
6 CAD への欠陥登録 / デジタルツイン
Kitov.ai CAD2SCAN(VISION Award 2022 受賞)/ AIT PHOTODEX(2026、欠陥を CAD ツインへ登録)
align_cad_to_scan(pipeline3d.py、FPFH で mesh↔点群、module-only)、ICP 3 種、ppf 一式は有る 姿勢は出せるが、そこで終わり。「2D 画像上で見つけた欠陥を CAD 面上のどの座標か」に落とす逆写像が無い できる。 カメラ内部・外部パラメータと mesh があれば、画素 → 光線 → 三角形交差 → 重心座標、は完全な閉形式。既存 camera / mesh / render3d の部品で組める。既知の面上の点を投影し、投影像から逆に引いて同じ三角形・同じ重心座標が返ることが厳密な真値 。VISION Award 受賞主題が 2 回(2022, 2026 候補)出ている。既存 3D 資産の出口に当たる
7 HDR / 露出ブラケット合成
CSEM LINLOG(VISION Award 2000)/ IDS(2024 トレンド記事で「HDR」を明示)
tonemap_aces / tonemap_reinhard(IN-CATALOG)、hdr_scene / shade_hdrdebevec/bracket/exposure_ は 0 件 後半(トーンマッピング)だけあって前半(合成)が無い。複数露出 → 放射輝度の復元経路が欠落 できる。 既知の放射輝度マップと既知露光時間から N 枚を合成し、重み付き合成がスケール倍を除いて元を返すことを厳密に測れる 。穴が明確で工数が小さい
8 RAW / ISP 前段
Visionary.ai AI ISP(Edge AI 2026 Best Camera or Sensor、RAW ドメイン “Bayer to Bayer”)
cfa_to_rgb実在するが cv2.cvtColor の uint8 経路(backends_color.py:72)。trans_from_rgb の Lab/XYZ も同じく cv2 uint8。黒レベル・ホワイトバランス・カラー行列は 0 件 「有るが規約外」。numpy ネイティブでも float でもないので、精度を要求する経路で使えない できる(双線形・Malvar とも閉形式で、定数画像・線形ランプでは厳密復元が真値)。ただし cv2 依存 op の置き換えは方針判断を伴うので、単独では動かさない 。穴ではなく品質改善。他の色 op の float 化とまとめて扱うべき
9 イベントベース
Prophesee Metavision(VISION Award 2021 受賞)/ LUCID Triton2 EVS(VSD 2025 Gold + Control 2025)
events.py 一式(simulate_events/event_image/event_rate_map/contrast_maximization、api-only)+ event_camera.py(MuJoCo デモ) ほぼ埋まっている。 残るのは spec_ と同じ配線の話(api-only) (§5 参照。既に着手済み扱い)
10 ライトフィールド / 光子計数 lf_* 17 関数(lightfield.py、module-only)/ photon_*spad_*tcspc_*dtof_* 13 関数(photoncount.py、module-only) 別作業者が実装中 対象外(§5)

fullseye に完全に無い分野(3 表面すべてで 0 件だったもの)

上表のうち、キーワードが一切引っかからなかったのはこの 4 つです。他は 「有るが規約外」か「有るが未登録」でした。

  1. 鏡面反射の分離 / BRDF(brdf albedo specular deflect = 0)
  2. モーション増幅(magnif eulerian riesz = 0)
  3. ドップラー / レーダ / ビームフォーミング(doppler radar beamform delay_and_sum = 0)
  4. コヒーレンス走査干渉 / クロマティック共焦点(interferomet wli chromatic_conf = 0)

この 4 つが、業界が毎年賞を出しているのに fullseye が一語も持っていない領域です。


4. op 候補(上位 5 件)

このリポジトリの規律は 「閉形式の真値で検証できない op は作らない」です。各案に 必ず検証方法を添えます。添えられないものは §5 へ落としています。

候補 1 — 拡散/鏡面分離と頑健フォトメトリックステレオ(最優先)

specular_diffuse_split(image_rgb)      -> (diffuse, specular)
photometric_stereo_robust(images, lights, method="median"|"ransac") -> (normals, albedo, inlier_mask)

候補 2 — 位相ベースのモーション増幅

motion_magnify(frames, alpha, f_lo, f_hi, fps) -> frames_magnified
phase_motion_measure(frames, f_lo, f_hi, fps)  -> displacement_map

候補 3 — FMCW レンジ-ドップラー処理

fmcw_beat_simulate(ranges, velocities, ...) -> beat_cube
range_doppler_map(beat_cube, ...)           -> (range_axis, doppler_axis, map)
beamform_delay_sum(array_signals, geometry) -> angle_spectrum

候補 4 — コヒーレンス走査干渉の包絡線検出

csi_envelope(scan_signal, axis)  -> (envelope, peak_index)
csi_height_map(scan_stack)       -> height_map
chromatic_confocal_peak(spectra) -> height

候補 5 — 欠陥の CAD 面への逆写像

pixel_to_surface(uv, camera, mesh)          -> (face_id, barycentric, point3d)
defect_to_cad(defect_regions, camera, mesh) -> table(face_id, area_mm2, point3d)

5. 却下したもの(同じ検討を繰り返さないための記録)

ここが本節の主目的です。「見たが、やらないと決めた」を残さないと、次回また同じ 往復をします。

却下したもの 出典 却下の理由
カメラ伝送インターフェース(GigE Vision 3.0 / CoaXPress 3.0 / 25Gbps / RDMA / CameraLink HS 1.3 / USB3 Vision) EMVA GenICam ニュース、IVSM Spring 2026、Baumer(inspect 2025 Vision 1 位)、LUCID Triton10 op ではなく転送層。fullseye は numpy 配列を受け取った時点から始まる。ここに手を出すと守備範囲が壊れる。恒久的に対象外(次回も検討しない)
GenICam / EMVA 1288(ISO 24942)対応 EMVA 標準ページ EMVA 1288 はカメラの測定規格で、対象はハードウェアの特性評価。ソフトウェア op にはならない。ただし 1288 が定義するノイズモデル(量子効率・読み出しノイズ・DSNU/PRNU)は aug_* 族の裏付けとして参照価値がある — 実装ではなく文献参照として REFERENCES.md 行き
エッジ AI プロセッサ / NPU / SoC(Intel Core Ultra、Qualcomm Snapdragon、SiMa.ai Modalix、Expedera NPU IP、ADLINK Jetson) Edge AI Product of the Year 2024-2026 で毎年複数 ハードウェア。fullseye は CPU + numpy が方針。GPU 化は既に accel 系という別の計画(GPU_ACCEL_PLAN.md)があり、そちらの土俵
学習ベースの欠陥分類 / 異常検知(Maddox AI、DENKweit Denk Match AI、Zebra NS42、MVTec の DL) inspect award AI カテゴリ(2025・2026 に多数)、VDMA/EMVA のトレンド 3 本柱の 1 つ 重い依存(torch 等)を必須にしないという中核方針に反する。加えて閉形式の真値が無いので、このリポジトリの検証規律を通せない。代わりに閉形式で答えられる切り口を採る: 学習の入力を作る側(合成欠陥 defect_* 4 種 + aug_* 族は既に有る)と、限界を返す側(visiondesign.py)
生成 AI によるロボットプログラミング / VLM エージェント automatica 2025、Camio(Edge AI 2025)、Nota Vision Agent(2026) 同上。加えて視覚 op ですらない
モンテカルロ光輸送レンダラ(Medabsy Virtual Machine Vision Platform) VISION Award 2026 ファイナリスト 正直に「できない」。パストレーシングは fullseye の依存方針と計算方針の両方に反する。先例どおり「画像でなく限界」に倒す線引きを既に visiondesign.py で採用済みで、そこから先には進まない
ドメインランダム化スイープ / ピクセル完全アノテーション生成 Medabsy(同上) ランダム化そのものは aug_* 族と defect_*(defect_blob/crack/pits/scratch)で部品が揃っている。足りないのは「スイープを回す枠」だが、それは op ではなくワークフローであり、docs/EVOLUTION_ENVIRONMENT.md の枠組みと重複する。op としては足さない
超音波 / レーダによる撮像そのもの(Sonair Adar、Balluff Radarimager) inspect award 2024・2026 モダリティ自体は対象外(センサが無い)。ただし信号処理(遅延和ビームフォーミング)だけは候補 3 に含めた — こちらは閉形式で検証でき、既存 lidar_* と型で繋がるため
X 線 CT / 微焦点 X 線(Viscom X9000、Hexagon VG-Trainer) Control 2025、inspect 2025 AI xct プロジェクトと重複NEXT_OPS_PLAN_2026-08-31.md §D-9 で既に「tomography 系は xct と重複」として優先度低に置いており、その判断を踏襲
サーモグラフィ(edevis、InfraTec E-LIT) Control 2025 特別展 熱流の逆問題は熱伝導方程式の逆解きで、閉形式の真値を作るには 1D 半無限体などの解析解に限定される。可能性はあるが、産業での反復度が上の 4 件より低い。保留(却下ではなく、次回再評価)
SWIR / NIR / 冷却センサ(Balluff、Allied Vision Alecs、Teledyne Lince5M、HAIP、Midwest Optical) inspect 2026 に多数、VSD 2026 Platinum 波長帯はハードウェアの属性で、画像が numpy 配列になった時点では op の違いにならない。band 演算は spec_band_ratio / spec_index で既にカバー済み。新規 op なし
照明技術(iCore iPulse、Baumer IXG の一体化照明、VISION Award 2016 の VISA 法) inspect 2025 SME、VISION Award 履歴 ハードウェア。ただし「多灯を切り替えて撮る」ことの計算側は候補 1(頑健フォトメトリックステレオ)が受け止める
Airy3D DepthIQ(TDM 回折マスク単眼深度) Edge AI 2025 Best Camera or Sensor 技術内容の一次確認ができなかった(公式が 403)。確認できていないものを根拠に op を作らない。 次回、一次情報が取れたら再評価

6. 次回の更新時期

時期 何を見るか
2026-10 直後 VISION 2026(10-06〜08)の VISION Award 受賞者(10-07 授賞)と inspect award 2026 受賞者(初日発表)。§3 の候補 1 が今回の予想どおり評価されるかの答え合わせになる
2027-05 直後 Control 2027(05-11〜14)の Fraunhofer Vision 特別展。§2.2 のとおり、ここが単位面積あたり最も密度の高い一次情報
2027-06 直後 automatica 2027(06-22〜25)。「Physical AI」が主要トピックに挙がっており、fullseye のミッションと最も近い
毎年 4〜6 月 Edge AI Product of the Year(4 月発表)と VSD Innovators Awards(Automate 会期)。ただし §2.2 のとおり取得性が悪く、費用対効果は低い
2028-10 頃(推定) 次の VISION。隔年サイクルは確認済だが、2028 の日程は組織側が未公表で確認できていない。時期が近づいたら messe-stuttgart.de/vision/en/fair/at-a-glance/ で確認すること

更新のときの作法: §3 のギャップ表は毎回測り直すこと(op は増えるので、 前回「無し」だったものが埋まっている)。§5 の却下表は消さずに追記する — 却下理由が 無効になった場合(例: 依存方針が変わった、一次情報が取れた)は、行を消さずに 「再評価 <日付>」を追記する形にすること。


7. 今回の調査で確認できなかったもの(honest disclosure)

次回の出発点にするため、取れなかったものを明示します。


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